-->

ジャックのお店

パリ・テキサス 私のベスト映画


私のオススメ映画は

パリテキサス
です。

ヴェンダース監督作品でも一番好きです。
ストーリーは記憶喪失の父親が、そこそこいい生活をしていた家庭の父親だとわかり一人残された小さい息子に引き合わされ、関係を取り戻していき、実は母親が失踪していることを知らされ息子と2人で母親を探す旅に出て最後に風俗店で働く母親を見つけて面会するラストが泣ける。

そんな感じの日本人受けするストーリーと言う感じですが。

オススメなのは、要約するとありふれたストーリーが、カメラワークやセリフまわしで、素敵な人生の一場面に変身する。と言うところです。





 
 




父親と息子は当然、最初は距離があり、心が通じ合わない。その距離がだんだん縮じまっていく、日本流に言えば「親子の絆の感動物語」というところか。
 
ヴェンダース流の見せ方がいい、学校の迎えに行た父親を見て、息子は最初、友達の車に乗せて、と避けてしまう。が、昔のビデオを見たあとに息子の気持ちが近づき、次の迎えでは父親がバシッと決めて登場し、息子は友達にパパだと打ち明け、そのあと道路を隔てて一緒にあるおて帰ってくる。途中、父親が後ろ向きに歩き、息子がまねして、という無言のやりとりが、2人の距離が縮じんだことを絶妙に表現していて、いい。
 
ラストの母親との面会シーンはガラス越しにお互いが映り込む効果を生かして心情を伝えていく。
「・・・感動物語」ではない、映画の映像美をいかして映像の力を伝えられる感じがたまらない。
 
こんな感じです。

映画の魅力って、これかなって思っちゃう、日常と非日常をいったりきたりできること、ですよ。この映画まさしくそんなことを実現してくれる、というか。SF超大作ってそうじゃないじゃないですか。非日常に行ったきり、っていうか。見終わって日常に帰ってくるだけっていうか。でもこの手の映画って、きちっと映画の中でそれをやってくれる、っていうかんじ。わかりますかね。

こういうのが、自分の現実世界でもできると相当、勉強になるっていうか、成長できるっていうか。そんな感じがします。

ではまた。